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2010年度 第1回県内消費者団体交流会 報告

【日時】
6月4日(金)13:30~16:30
【場所】
浦和コミュニティセンター第14集会室
【参加者】
県内消費者団体:18団体(48人) 資料提供参加:16団体、3行政

■ミニ学習会

 

「地方消費者行政と消費者団体の活性化~消費者市民社会の形成に向けて~」のテーマで、講師に埼玉消費者被害をなくす会理事長の池本誠司弁護士を迎え学習しました。

■各団体の活動交流

<さいたま市消団連>

「さいたま市消費者フォーラム」のシンポジウムに80人参加。消費生活展では更に交流し活動を広げていきたい。

<所沢市消団連>

主に消費生活展に向けて活動しています。

<蓮田市消団連>

3団体で活動。蓮田市やさしさいきいきフェスティバルでの消費生活展に参加。

<埼玉県西部地区消費者団体活動推進世話人会>

団体の相互連携、協働とともに、一般消費者への意識啓発を行う6地区12団体参加の会です。

<朝霞市くらしの会>

消費生活エコ学習会や、エコフリーマーケットなどを行っています。

<伊奈町くらしの会>

町の文化祭で廃油石鹸を無料配布しています。高崎ハムに視察研修予定。

<桶川市くらしの会>

桶川市の広報の「くらしのワンポイント」コーナーを担当していて、24年間、独自調査をしたものを見直す作業をしています。

<行田市くらしの会>

市や県から講師を招き講座開催。今年、行田ブランド米を作ることになり、代表者が研修に出かけています。

<久喜市くらしの会>

市町の合併により、新しい久喜市くらしの会ができました。学習の機会を増やし、会員以外も行事などに巻き込んでいきたい。

<くまがやくらしの会>

この交流会をきっかけに、今年度、桶川市くらしの会さんとの交会の企画をしました。

<志木市くらしの会>

発足から30年経ちました。子ども消費者教室を開催し飲料糖度の実験をしました。

<白岡町くらしの会>

この交流会を機に、自治体と話し合いもでき、会の運営もしやすくなりました。

<NPO法人埼玉消費者被害をなくす会>

適格消費者団体として、活動委員会の調査活動を基に、不当な事業者に対し申入れ、差し止め請求、訴訟などを行っています。

*幹事団体からも活動の紹介がありました。

■意見交換

○少ない会員数で、会報発行回数が多い会は、どのように作られているのですか。

→一人で担当していますが、記録を手書きでまとめる程度で、負担はありません。

○市報で会員の募集を掲載した際には、市の募集記事に共同で載せた形ですか。

→単独に枠をとり、会の趣旨や活動内容とともに募集の案内を掲載してもらいました。

○消費者行政調査から、市に要望して、相談日数が増えるなど改善されました。声を出すことが必要だと感じました。交流会でアドバイスがあると、勇気が出ます。

■まとめ(伊藤代表幹事・事務局長)

2000年から始めたこの会は、同じ消費者団体やくらしの会が交流をすることで、横につながり、県全体の消費者団体の活性化につながっています。参加も県内登録団体の約半数近くになります。消費者基本法は消費者行政のバイブル。国や地方が消費者行政を推進する責務を果たして頂くことで、消費者の利益が実現し権利も確保されるのではないでしょうか。そのためには、消費者団体の協力も必要です。消費者市民が主役として、社会の発展と改善に積極的に参加するのが、消費者市民社会。この交流を大事に、埼玉を住みよい県にするために頑張っていきましょう。

■閉会あいさつ(宮沢代表幹事)

埼玉は昔から消費者が主役になっていることが、この交流会で確信できました。また、色々な活動が交流できました。次回は、これにプラスされたものが報告できるようにしましょう。消費者行政予算の使い方や消費者団体支援について今後も市町村へ働きかけていきましょう。