「NPT(核不拡散条約)再検討会議での成果とニューヨーク行動参加報告会」報告
- 【日時】
- 7月14日(水)14:00~16:00
- 【場所】
- 大宮ソニックシティ市民ホール
- 【主催】
- 埼玉県原爆被害者協議会、埼玉県地域婦人会連合会、原水爆禁止埼玉県協議会、埼玉県平和運動センター、埼玉県生活協同組合連合会 参加者:53人
- あいさつ(主催者代表:伊藤埼玉県生協連会長理事)
核兵器廃絶の運動は、被爆者の方が50年前から活動され市民にも広がり、オバマ大統領や有識者たちの「核兵器廃絶」の声に繋がり世界に広がり、その中で核兵器保有国を追い詰め、NPT再検討会議で核兵器を減らすことに同意したと思います。この報告会で大きな成果を確認し、私たちの想いや願いを広げる運動を進めていきたい。 - 代表派遣参加者報告
- NPT再検討会議での成果と今後の展望
<さいたまコープ>
被爆の証言をするための学校訪問、原爆展への呼びかけや会場でのサポートなど被爆者と共に行動し、“高齢を押しても証言をして核兵絶を見届けたい”という被爆者の想いや本当の核の恐ろしさを伝えていくことが私たちにできることだと思いました。
<医療生協さいたま>
現地で明るく元気にコミュニケーションを取りながら楽しく署名活動を行いました。また、国連前でNPT議長と国連軍縮上級代表に署名を直接渡し、私たちの想いしっかりと受け止めていただき、とても感動的で印象に残りました。核廃絶への署名活動などをやってきて本当に良かったと思いました。
<埼玉県原爆被害者協議会>
生協の方たちに支えられ中学校で証言や現地で活動ができました。また、戦没者の墓が延々と続く風景や、国旗が立てられている家(戦死されたことを意味する)の多さなどを見て、残された家族にとっての思いなど、戦争の足跡を違った形で見てこられた感想も話されました。
講師:田中熙巳氏
(日本原水爆被爆者団体協議会事務局長・埼玉県原爆被害者協議会会長)
被団協の原爆展を国連のメインロビーで2ヶ月間開催できたことや、3日間で40校以上で被爆証言できたことは被爆者として大きな成果となりました。私たちは体験した者として、核兵器が人道に反する兵器であることを核兵器国や同盟を結んでいる国の指導者達に伝え、理解していただくことが重要と考えています。今回のNPT再検討会議で会議自体の一定の成果はあったと思いますが、核兵器廃絶に向けて今後もさらに運動を強固にしていきたいと思います。