サイトマップ 加入について プライバシー お問い合わせ アクセス リンク集
トピックス
埼玉県生協連について
県内の生協
県生協連ニュース
お知らせ
速報・写真ニュース
埼玉消団連
埼玉消費者被害をなくす会
埼玉県生協連TOPページへ

2012平和のための埼玉の戦争展 報告

 1984年以来「平和にいきる知恵と力」を育む場として、今年で第29回目を迎えた2012「平和のための埼玉の戦争展」が、7月26日(木)~7月30日(月)の5日間、浦和コルソ7階ホールで開催されました。初日は、アニメ「かんからさんしん」の上映を楽しむ小学生が多数訪れました。12時を過ぎると「イムジン河水清く・・・」の合唱が流れ、オープニングセレモニーが始まりました。主催者挨拶にたった田中熙巳実行委員長は「かつての戦争を知るものとして、今の日本は大変な道を歩き初めたと感じている。戦争展で学びあい、平和の世論を広げましょう」と呼びかけました。また、日曜日にはチンドン屋さんの宣伝やゆかた姿の若ものたちの宣伝行動もあり、会場の内・外で賑わいました。暑い日が続きましたが、約9,000人の県民の皆さんが参観されました。

戦後67年を迎え、あらためて、「戦争の原因や背景」「戦争の悲惨さ」「平和の大切さを」を学び、武力や暴力によらない平和の可能性の展望を示す企画を大切にしました。また、今年は、ニュースでも取り上げられ「危ない飛行機」というイメージが広がった、米新型輸送機オスプレイの模型に、多くの参加者の注目が集まりました。また、TPPや普天間の問題から、安保の問題にも関心が寄せられました。原発問題では、昨年に続いて充実した展示が行われ、熱心に質問する参加者が目立ちました。

 イベントルームでは、「かんからさんしん」のアニメ上映、従軍慰安婦問題や廃船になった原子力船「むつ」の問題、教科書問題、原発にたよらない再生可能エネルギーの展望等の講演など、バラエティに富んだ企画が目白押しでした。さいたまコープ平和グループによる被爆証言をまとめた朗読とともに、しらさぎ会の皆さまによる「被爆証言を語る」企画も行なわれました。

 さいたまコープ平和クラブ連絡会は、「埼玉の基地・戦跡・資料館」「ふるさとさいたま平和マップ」等の展示と「平和クイズ」を実施しました。

 常任団体として参加している埼玉県生協連では、会員生協とともに期間中の受付係と展示物の搬入搬出係を受け持ち、分担協力金への協力をしています。

埼玉の戦争展は、1981年に、埼玉県原爆被害者協議会、埼玉県婦人会連合会、埼玉県生協連、埼玉県連合青年団が共同で開催した「母と子の原爆写真展」をその母体として、県内の労働組合や多くの団体が参加して実行委員会を作り、「平和をもとめる県民運動」として開催されてきました。