第2回 福祉担当者会議 報告
- 【日 時】
- 12月3日(月)14:00~17:00
- 【場 所】
- 施設見学 東京西部保健生協 和田・協同の家「大原さんち」
交流会議 東京都生活協同組合連合会 会議室にて - 【出席者】
- 埼玉県生協連12人(さいたまコープ3人、パルシステム埼玉2人、生活クラブ1人、医療生協さいたま3人、全労済1人、さいたま高齢協1人、事務局:県生協連)
東京都生協連4人、東京西部保健生協1人
今年度第2回福祉担当者会議として、東京都生協連を訪問し「東京の生協がめざす 福祉のまちづくり」の取り組みについて、学習見学と交流をおこないました。
1.開催趣旨
今年度、地域での福祉ネットワークづくりの視点での福祉現場見学を、東京都生協連の「福祉のまちづくり」をモデルにおこないました。
2.内容
(1)東京西部保健生協 協同の家「大原さんち」見学
- 最初に、杉並区和田にある、東京西部医療生協 協同の家「大原さんち」を見学しました。
※協同の家「大原さんち」概要
小説家大原富枝氏の旧宅を借り、地域の居場所づくりとして5つの生協(東京西部保健生協、コープとうきょう、パルシステム東京、東都生協、生活クラブ生協)で運営しています。
(背景)
- 杉並区は54万区民、高齢化率20%で高齢者のひとり暮らしが激増。“孤独死”が増加(200人超と推定される)。
- 空き家率は23区でトップ、老人会加入率が23区で最も低い(7%)。
- 生協として「組合員から孤独死、孤立死を出さない」ことを問題意識に、“ひとりぼっちにしない、孤独死を出さないまちづくり”の取り組みとして実践。
(2)福祉・助け合い活動交流会議(東京都生協連 会議室にて)
東京都生協連 竹内 誠専務理事より「東京の生協は、84生協。地域生協組合員は220万人。8つの行政区で組織率50%を超えており、全体でも31%超の組織率となっています。地域に根を張った活動をどうやっていくか、東京の生協として検討してきました。それが「東京の生協がめざす 福祉のまちづくり」です。本日の交流を通して、地域での生協の活動に生かされていくよう、情報交換したいと思います」とご挨拶いただきました。
福祉・助け合い活動の取り組み・実践報告
東京都生協連より、「東京の生協がめざす 福祉のまちづくり」について説明いただきました。
- 基本理念として、いちばんは生協間の枠を超えて、一堂に協同しておこなっています。
- 最初に検討した項目が二つ。一つは、生協の違いを超えて協同して出来ることはあるか、二つ目は、地域で取り組む課題です。
- 都内では高齢者の一人ぐらしが増えており、データを基にしながら検討しています。東京は世帯当り2人を切っています。高齢者の5割は、一人か夫婦二人世帯で年収200万円以下の状況です。キーワードは、“ひとりぼっちにしない”こと。
福祉のまちづくりの実践と現状について説明いただいた後、埼玉県生協連より、埼玉県生協連の福祉の取り組みと担当者会議概要について説明し、意見交換をおこないました。