福祉担当学習会
「超高齢社会における地域福祉の取り組み」について学習しました
2月4日、福祉担当学習会「超高齢社会における地域福祉の取り組みについて」を開催しました。当日は、3会員と県生協連9名が参加しました。
急速な高齢化が進む埼玉県。学習会は、埼玉の現状と地域福祉のこれからを考えるものとして、講師に埼玉県社会福祉協議会の金子真由美さんを招いておこないました。
金子さんは、人口・社会構造が変化し出した1970年以降、40年間のながれや世帯形態の変化をふりかえりながら、いま、迎えている超高齢社会の実態と課題を話しました。
要介護(要支援)認定者数の増加、同時に介護サービス利用者数の増加と医療・介護の現場の態勢、高齢者の住まいの現状について触れ、高齢者を取り巻く課題として、社会的孤立死が発生しており、一人暮らしの高齢者のサポート、制度に入らない軽度の障がいを持つ人への支援の問題を挙げました。
こうした現状について「高齢者を取り巻く課題や問題の解決は簡単でない」とし、課題の解決に向けて、社会的孤立に対する「見守りネットワーク」(自助力・互助力アップ)、「地域包括ケアシステム」(生活支援サービス充実、介護予防)、地域における「支え合い」(見守り活動等)の取り組みの三点について提起されました。
※参加者感想
- 超高齢社会おける課題がはっきりしました。生協はなにができるのか、みんなで話し合います。
- 私たちの目指すところが、改めて確認できました。
- 孤立化はどの世代にも共通する課題。社会構造の変化もあり、安心の縁作る社会づくりが必要
- 介護保険法の改正があり、対象から外れる人たちへの対処が課題です