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広報担当者会議 拡大学習会「伝えることの意味」を開催しました

 2月4日、埼玉県生協連2013年度広報担当者会議の拡大学習会を開催しました。当日は、7会員から広報担当職員など15名が参加しました。

講師の斎藤 嘉璋氏

 協同組合の活動や、人々の協同の輪をよりいっそう広げていく上で、活動の道筋、思いや願いを伝えていくことは基本の一つです。協同組合原則の第5原則(教育、訓練及び広報)でも協同組合を知らせることが定義されています。いま改めて人から人に伝えること、伝えることの意味を考える機会として、元日本生協連常務理事の斎藤 嘉璋氏を講師に招き、「伝えることの意味」と題してお話しいただきました。

 講師の斎藤氏は、「伝える」ことで大切なこととして、最初に自分自身の主体性を挙げ、生協自体をどのように認識するかが基本と話されました。

 生協が一般国民にどのように認識されているのか、具体例として一つの調査結果を示されました。生協を利用している組合員の40%の人が、生協を協同組合だと思っていないこと、協同組合を民間の営利団体と違わないと4割強の人に思われていることを紹介し、生協の協同組合としての基本的な教育宣伝、広報が不足している一面を踏まえながら、生協の活動や広報のあり方を考えていくことが大事と話されました。

 「伝える」ことで大切なことの二つ目として斎藤氏は、ロッチデール以来、生協は弱い立場の人びとの助け合いの組織であり、基本理念と国際性の伝統、歴史があるとし、生協の平和活動の歴史にふれながら、受け手の理解、共感を得られることが必要と話されました。

 さらに、言葉の問題として、「コープ」が協同組合であること、その理念、原則あるいは歴史について教育宣伝、広報が不足していることが問題と話され、組合員が主人公の生協は、生協らしさという点でも言葉遣いに注意して欲しいと語られました。

 最後に斎藤氏は、生協の組織率は非常に高くなり、単協としては大規模化して、シェアを高めた一方、一般の認識は低く社会的存在感が薄いこと、それぞれバラバラの今の組合員活動、広報の在りようを、地域に根ざす視点から考えるべきではないかと結ばれました。

斎藤 嘉璋氏講演「伝えることの意味」要旨【PDF:260KB】