謹んで新年のご挨拶を申し上げます
埼玉県生活協同組合連合会 会長理事 岩岡 宏保 |
新年、明けましておめでとうございます。会員生協の皆様、議会、行政、友誼団体の皆様、日頃からのご指導・ご鞭撻へ心から感謝するとともに、新春のご挨拶を申し上げます。
昨年は、第50回の消費者大会を県内の多くの消費者団体で構成する実行委員会の下で、午前の全体会に1200人、午後の5つの文科会に600人の参加をいただき、成功させることができました。また、本年は5年に一回のNPT再検討会議が開催され、埼玉県原爆死没者慰霊式は第30回となります。昨年は、その準備の年として取り組みを強めてまいりました。
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から5年目の年となります。しかし、被災地では復興に向けた取り組みは遅れています。
ここ数年間の「消費者教育推進法」「消費者裁判手続特例法」「景品表示法」「消費者安全法」などの制定や一部改定は、消費者や消費者団体の願いが含まれているとも言えますが、一方では、主体的に消費者市民社会の形成に参画することや、地域での見守りネットワークなどに、消費者や消費者団体が自ら役割を発揮していくことが期待されているとも受け止めています。
埼玉県生協連は、生協内に留まらず、消費者運動を支える役割として「埼玉県消費者団体連絡会」と「適格消費者団体・埼玉消費者被害をなくす会」の事務局機能を担い、平和、消費者行政充実、省エネ再生エネ、高齢者福祉などの取り組みで役割を発揮しながら、県内で多様なネットワークを構築していくことを大切にしてまいります。また、被災地の復興と埼玉県内の被災者・避難者への支援に、県内の生協・協同組合・地域諸団体などの皆さんとともに、情報を共有し、息長く取り組みを継続してまいります。
皆様の今後のご健勝とご活躍を祈念するとともに、引き続き、私どもへのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、新春のご挨拶とさせていただきます。