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450人が参加し、核兵器のない平和な社会の実現を誓い合いました

 広島、長崎の原爆被爆から70年目の夏を迎えた7月26日(日)10時より、埼玉会館小ホールにて埼玉県原爆被害者協議会主催・実行委員会協力による第30回埼玉県原爆死没者慰霊式(後援 埼玉県、さいたま市、さいたま市教育委員会)が開かれ、被爆者やご遺族、県内議会議長、各党議員、実行委員会団体等から約450人が参列しました。また、13時から「被爆70周年記念さいたまの集い」が開催され、核兵器廃絶のためのシンポジム「核兵器とは共存できない」、「平和祈念作品アニメ映画 NAGASAKI  1945 アンゼラスの鐘」の上映に約400人が参加しました。

 午前10時からの慰霊式は、青い空合唱団による「青い空は」の追悼合唱でオープニングし、石川稔埼玉県保険医療部部長による原爆死没者名簿奉納、平和の灯、黙祷と続きました。次に、埼玉県原爆被害者協議会会長の田中熙巳会長は、「核兵器の使用を前提とする核抑止論は人道上も許せないことで、絶対に認めるわけにはいきません。また、憲法九条を踏みにじって、国外で戦争のできる法整備を強行しようとしています。これも絶対に許すわけにはいきません。核兵器も戦争もない平和な世界に実現をめざし、ご参列のみなさまとともに力を尽くします」と慰霊の言葉を述べました。

 続いて、来賓の上田清司埼玉県知事の挨拶(石川稔保健医療部部長代読)、清水勇人さいたま市長、各界からの挨拶と参列者の紹介後、田中会長とご遺族、参列者が花と折り鶴を献花台に備えました。

 続いて、ヒロシマ市長・ナガサキ市長等のメッセージ紹介、はじめて原水爆禁止2015世界大会に参加する高校1年生からの平和の願いのアピールのあと、被爆体験聞き書き行動実行委員会による埼玉在住の被爆者7人の体験を編集した朗読があり、参加者全員で「原爆を許すまじ」を斉唱し、閉会しました。

 尚、ホワイエに、原爆の悲惨さを訴えるパネルと市民から寄せられた「平和の願いメッセージ」(535枚)が展示されました。

 午後13時より、女優の斉藤とも子さんの司会で、肥田舜太郎名誉会長、堀田シズヱ元会長、田中会長による「核兵器と共存できない」をテーマに、原爆のとき、埼玉のしらさぎ会のこと、核兵器のない世界を未来へに向けたメッセージが語られました。

 午後14時10分より、女優の斉藤とも子さんが、有原誠治監督からのメッセージ紹介後「平和祈念作品アニメ映画 NAGASAKI  1945 アンゼラスの鐘」が上映されました。

 埼玉県原爆死没者慰霊式にあたり埼玉県生協連は、埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会の構成団体として、慰霊式開催に協力しました。