270人が参加し、核兵器のない平和な世界の実現を誓い合いました
埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会
広島、長崎の原爆被爆から71年目の夏を迎えた7月31日(日)10時より、さいたま市浦和コミュニティセンター10階多目的ホールにて埼玉県原爆被害者協議会主催・実行委員会(16団体)協力による第31回埼玉県原爆死没者慰霊式(後援 埼玉県・さいたま市・埼玉県教育委員会・さいたま市教育委員会)が開催され、被爆者、議会議長、国会・県議会・さいたま市議会、実行委員会団体等から約270人が参列しました。
10時、「埼玉合唱団」による「折り鶴」の追悼合唱でオープニング、しらさぎ会木内副会長開式挨拶、三田一夫埼玉県保険医療部部長による原爆死没者名簿奉納、平和の灯の紹介、原爆死没者のご冥福と今なお原爆症に苦しんでいる方々のご多幸を祈って全員で黙祷を捧げました。続いて、埼玉県原爆被害者協議会の田中熙巳会長が、「被爆者は高齢化しましたが、生きている限り、慰霊式を支えて下さる団体、個人の方々としっかりと手を携えて、核兵器や原発のない世界、核の脅威のない世界の実現に向けて活動を続けます」と慰霊の言葉を述べました。次に、来賓の上田清司埼玉県知事の挨拶(三田一夫保健医療部部長代読)、清水勇人さいたま市長(森山成久総務課長代読)、各界からの挨拶と参列者を紹介しました。
続いて、参列者による花と折り鶴の奉納、平成27年度しらさぎ会物故者の紹介、広島市長・長崎市長・日本被団協のメッセージ紹介、はじめてヒロシマピースツアーに参加する埼玉高校生平和サークルピースウィングの自由の森学園1年生からの平和の願い、被爆体験聞き書き行動実行委員会による埼玉在住の被爆者3人の体験の朗読、参加者全員による「原爆を許すまじ」を斉唱後、県婦連森和江副会長が閉会挨拶をしました。
尚、9階多目的展示コーナーに、原爆の悲惨さを訴えるパネルと市民から寄せられた「平和の願いメッセージ」(662枚)を展示しました。