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若者の貧困問題や置かれた現状を学習

埼玉県生協連

 3月16日(木)10時よりさいたま市民会館うらわ7階会議室にて、講師に青砥 恭さん(NPO法人さいたまユースサポートネット代表理事)を迎え「若者の貧困と居場所を考える」をテーマに第2回組合員学習会を開催し、6生協62人が参加しました。

 今回の学習会は、組合員活動交流会のアンケートからの意見、活動委員会での話し合いを受けてテーマを設定しました。子どもの貧困がひろがる中、埼玉県の地域で行われている子ども達を支える学習支援や就労支援、居場所づくりをとおして見えてくることについてお話をいただきました。

1.講演概要「若者の貧困と居場所を考える」

講演は、日本全国で起きた若者による事件の話から始まりました。幼児期からの虐待・DV、安心して過ごせる家族の喪失、貧困・家庭崩壊などの原因から自分の居場所を選べなくなった若者たちの孤独と絶望感が事件の背景にあることに触れて「少年法を厳罰化すれば解決する問題でなく、子ども達が多様性や複数性の保障された居場所を持てるようにすることが大切」と話されました。その後、居場所をなくした子ども達の事例をもとに、子どもの貧困問題や子どもの置かれた現状についてお話をいただきました。講演の途中には、グループで考える時間をつくり、感想の交流を行い、理解を深めました。最後に「子ども達を居場所から、多様な自立に結びつけるための地域づくりでは、生協ともつながっていきたいと思っています」と話されました。

2.寄せられた感想(抜粋)

  • 家族の存在=居場所の原点だと言う言葉が心に残りました。
  • 日本の社会は厳しい現状にあるけれども、青砥さんのように向きあっている方が多くいることを知りました。私も何ができるのかを考えたいです。
  • 生きづらい社会の中で、すべての若者が希望を持ちながら将来のために学べる場、居場所の必要性を痛感しました。
  • 「失敗しても良い、何回でもやり直せば良い」と言う言葉がとても大切であると感じました。失敗を許さない社会の風潮を変えて、支え合う社会を目指したい。
  • 青砥さんは「社会連帯を高めることが必要」とお話されていました。この問題に対して生協が関わって、何ができるのかを考えなければいけないと思いました。