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230人が参加し、核兵器のない平和な世界の実現を誓い合いました

埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会

 広島、長崎の原爆被爆から72年目の夏を迎えた7月30日(日)10時より、さいたま市民会館うらわホールにて埼玉県原爆被害者協議会主催・実行委員会(16団体)協力による第32回埼玉県原爆死没者慰霊式(後援 埼玉県・さいたま市・埼玉県教育委員会・さいたま市教育委員会)が開催され、被爆者、国会・県議会・さいたま市議会、実行委員会団体等から約230人が参列しました。

 「埼玉合唱団」による「一人から一人へ」のオープニング合唱、しらさぎ会木内恭子副会長開式あいさつ、芦村埼玉県保険医療部疾病対策課課長による原爆死没者名簿奉納、平成28年度しらさぎ会物故者紹介、平和の灯の紹介、原爆死没者のご冥福と今なお原爆症に苦しんでいる方々のご多幸を祈って全員で黙祷を捧げました。続いて、埼玉県原爆被害者協議会の田中熙巳会長が、「核兵器禁止条約採択に触れ、条約に『ヒバクシャ』という言葉が使われ、声を上げ続けてきた被爆者の役割が高く評価されました。一方で、核保有国や日本政府は条約への参加を拒否。ヒバクシャ署名を広げ、核兵器や原発のない世界の実現に向けて活動を続けます」と慰霊の言葉を述べました。次に、来賓の上田清司埼玉県知事の挨拶(芦村保健医療部疾病対策課課長代読)、清水勇人さいたま市長(穂刈総務課長代読)、各界からの挨拶と参列者を紹介しました。

 続いて、参列者による花と折り鶴の奉納、広島市長・長崎市長・日本被団協のメッセージ紹介、核兵器禁止条約ニューヨーク行動に参加した竹腰連さんからの平和の願い、被爆体験聞き書き行動実行委員会による埼玉在住の被爆者3人の体験の朗読、参加者全員による「原爆を許すまじ」を斉唱後、県婦連森副会長が閉会挨拶をしました。尚、ホワイエに、原爆と人間のパネルと市民から寄せられた「平和への願い」(680枚)を展示しました。