[会長声明]東海第二発電所(原発)の「20年運転期間延長」申請に抗議します
2018年5月23日
埼玉県生活協同組合連合会
会長理事 岩岡宏保
2017年11月24日、日本原子力発電株式会社は国の原子力規制委員会に対し、茨城県の東海第二発電所の「運転期間延長」申請を提出しました。この申請行為は、東海第二発電所の再稼働を前提とするものであり強く抗議します。
東海第二発電所は2018年11月28日で40年の運転期限を迎えます。東海第二発電所は東京電力福島第一原子力発電所と同じ沸騰水型の老朽化した原発であり、来年の期限をもって原則通りに廃止措置に移るべきと考えます。過酷事故が起きれば、広範囲に深刻な影響を及ぼすことは東京電力福島第一原発事故の何よりの教訓です。
「運転期間延長」申請に伴って実施される特別点検の結果に関わらず、40年超えの原発を20年延長運転する行為は、地域住民の安全よりも営利を目的としたものであり看過できません。そして大多数の茨城県民と近隣県の住民が、東海第二発電所の再稼働に反対しています。
記
1.東海第二発電所の「運転期間延長」申請に強く抗議します。
2.県民・近隣県民の声に耳を傾け、東海第二発電所の再稼働の断念を求めます。
以上