250人が参加、核兵器のない平和な世界の実現を誓いました
埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会
広島・長崎の原爆投下から73年目の夏を迎えた7月29日(日)9時45分より、浦和コミュニティセンター多目的ホールにて、埼玉県原爆被害者協議会主催・実行委員会(17団体)協力による第33回原爆死没者慰霊式(後援 埼玉県・埼玉県教育委員会・さいたま市・さいたま市教育委員会)が開催され、被爆者や遺族、県やさいたま市、各政党・団体の代表、実行委員会団体等から約250人が参列しました。
埼玉合唱団による「折り鶴」の追悼合唱ではじまり、しらさぎ会佐伯博行事務局次長による開式あいさつ、埼玉県保健医療部芦村達哉課長による、2017年度に亡くなられた76人を含む県内原爆死没者1,529人の名簿奉納、しらさぎ会物故者紹介、「平和の灯」紹介の後、原爆死没者のご冥福を祈り、全員が黙祷をささげました。
次にしらさぎ会田中煕巳会長より、昨年7月国連で核兵器禁止条約が採択され、10月に核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞したことに触れ、「日本が再び戦争をする国にならないよう、戦争の愚かさ、核兵器の残酷さと非人道性を世界の市民に広める」と「慰霊のことば」を述べました。来賓の上田清司埼玉県知事のあいさつ(代理埼玉県保健医療部疾病対策課課長芦村達哉様)、さいたま市長清水勇人様のあいさつ(代理さいたま市総務部総務課課長穂刈浩様)、各界からのあいさつと参列者を紹介しました。
続いて、広島市長・長崎市長・日本被団協のメッセージ紹介、参列者による献花と折り鶴の奉納、被爆体験聞き書き行動実行委員会がまとめた被爆体験を、女優の斉藤とも子さんが朗読しました。「原爆を許すまじ」を全員で合唱し、しらさぎ会原明憲事務局長が閉式のことばを述べ、式が終了しました。
9階多目的展示コーナーでは、原爆と人間パネルと市民のみなさんから寄せられた平和へのメッセージカードを展示しました。