埼玉県生活協同組合連合会

第34回埼玉県原爆死没者慰霊式報告
核兵器のない平和な世界の実現を誓いました

第34回埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会

 7月28日(日)9時45分より、浦和コミュニティセンター多目的ホールにて、埼玉県原爆被害者協議会主催・実行委員会協力による第34回埼玉県原爆死没者慰霊式(後援 埼玉県・さいたま市・さいたま市教育委員会)が開催され、被爆者やご遺族をはじめ、埼玉県やさいたま市、各政党・団体の代表、実行委員会団体等から260人が参列しました。

 埼玉県原爆死没者慰霊式は「原爆死没者慰霊の碑」が建立された1986年から開催され、今年で34回目となりました。第30回からは場所を室内施設に移して行われています。被爆者の高齢化にともない、平和市民5団体懇談会が呼びかけ、埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会を結成し、埼玉県原爆被害者協議会(以下、しらさぎ会)とともに準備・運営などにあたりました。



 式典は、しらさぎ会の髙橋さんの「開会のことば」から始まり、埼玉県内の原爆死没者名簿の奉納へと進みました。2018年度に埼玉県内で亡くなられた方88人を含む1,617人のお名前が記載された名簿が奉納されました。その後、しらさぎ会物故者の紹介を行い、黙とうを捧げました。主催者慰霊のことばでは、しらさぎ会の田中煕巳会長より「戦争の愚かさ、核兵器の残酷さ、非人道性を世界の市民に広め、核兵器のない世界の実現に向けた活動を続けます」と述べられました。

 次に、来賓のあいさつ、献花・折り鶴奉納、追悼メッセージ披露、被爆の証言朗読と進み、最後に「原爆許すまじ」の斉唱を行いました。

 なお、今年度の式典では、県民の行事として定着させるために、実行委員会団体に式典に関わってもらいたいとのしらさぎ会の想いから、追悼メッセージ披露などを実行委員会参加団体が担当しました。

 9階多目的展示コーナーでは、原爆と人間パネルと市民のみなさんから寄せられた平和へのメッセージカードを展示しました。