東洋大学准教授渡辺道代さんを講師に、ケアラーやヤングケアラー(子ども)の現状や課題について学びました。2020年の埼玉県ケアラー実態調査・ヤングケアラー実態結果を詳細に解説しながら、ケアラー・ヤングケアラーの現状を説明いただきました。それらを踏まえて、ケアラーの支援ポイントについて、ケアラーを支えることができる環境について、「気がついた人・団体・地域が取り組む」ことが大切であると話を締めくくられました。
埼玉県補助事業 助け合い活動交流会を開催しました
9月12日、埼玉会館会議室およびZoomによるオンラインで、埼玉県生協連の各生協の福祉助け合い活動に関わる4生協40人の組合員・職員が集まり、助け合い活動交流会を開催しました。
講師の渡辺道代さん
後半は、医療生協さいたま、生活クラブ生協、パルシステム埼玉、コープみらいからそれぞれの助け合い活動のしくみや直近の特徴的な活動について報告がありました。
参加者からは「家から出られず困っているケアラーに、手の届くところにサービスや制度がある、と知ってもらえるよう、お知らせの仕方に工夫が必要だと思います。相談相手がいない人にとって、辛い状況を吐き出せるような場所が必要だと思いました」「介護の仕事と違って、やめることのできない介護がケアラーであるということを知りました」「医療的ケア児の動画は心に深く刺さりました。ケアラーの心のケアも待ったなしだと痛感しました」「各生協のサポーターを集めるための工夫を聞いてみたかったです」「バラバラにいくつもの団体が同じ内容のことをしているのはもったいないので、大きな枠組みの中で、互いに情報共有しながら活動していく、また、同じ市同士の交流会などが頻繁にあるとよいのではと思いました」「各地の生協の活動を伝え合う、学び合う、その機会がもっと増えるといいなと思う」などの感想が寄せられました。