埼玉県生活協同組合連合会

埼玉県補助事業 埼玉県生協連ピースフォーラムを開催しました

 2023年3月2日(木)10時30分より、KNOW NUKES TOKYOの徳田悠希さんを講師に開催し、Zoomによるオンラインで29人が参加しました。

KNOW NUKES TOKYO 徳田悠希さん

 はじめに、吉川会長理事より「ロシアが核兵器を使用するのではないかと心配な状況にあります。使用させないにはどうしたら良いか考えるとともに、そのような心配をしないで良い世界をつくることが重要です。どのように核兵器のない世界を作っていくのか、将来に向かって避けることのできない課題です。昨年行われた核兵器禁止条約締約国会議、NPT再検討会議の2つの会議の内容をどのように受け止め、どのように行動すれば良いかを学びあいたいと思います」とあいさつしました。
 続いて「未来を手放さないため」の私たちの挑戦~核兵器禁止条約とNPTから未来を描く~と題して、徳田さんに講演いただきました。徳田さんが所属しているKNOW NUKES TOKYOの活動紹介から始まり、核兵器禁止条約締約国会議とNPT再検討会議の論点と課題、2つの会議と日本、2023年にポイントとなる出来事などを話されました。核兵器をなくすために、何を考えなければならないかのお話の中では、自分が核兵器廃絶の活動に関わるようになったきっかけについて触れ「中学校の3年生まで広島・長崎に原爆を投下されたことは、出来事として知ってはいても、自分事としては考えたことはなかったです。修学旅行で広島を訪れた時に聞いた被爆の証言の後に、被爆者の方から「私がもう一度被爆するより、みなさんが被爆する可能性が高いと思います。考えなければ気づかないうちに生活は奪われてしまいます。その先に僕が経験したこと、核兵器が使われる時がきます」と言われて初めて、15,000発の核兵器の中でくらしている自分の世界は平和ではないことに気づき、自分の問題として考えるようになったきっかけでした」「自分の問題として、広島・長崎にルーツのある人以外の人が、どうやったら関わっていけるのか、関わってもらえるのか考えていきたいです。それがともに歩むと言うことだと思っています」と話されました。

 後半では、会員生協の平和の取り組みについてコープみらい、パルシステム埼玉、生活クラブ生協、医療生協さいたまから(資料提供含む)報告を行いました。