埼玉県生活協同組合連合会

埼玉県補助事業
第1回組合員学習会を開催しました

 6月29日(火)10時30分より、「これからのエネルギーとエネルギー政策のあり方を考える」と題して、エネルギー基本計画の見直し等含めた環境・エネルギー問題の現状と課題について、東京大学未来ビジョン研究センター教授 高村ゆかりさんに講演いただきました。

 エネルギー・気候変動政策スケジュールから、世界や日本での論議の状況などの説明から始まり、エネルギーの長期需給見通しとそのうち電力需要の電源構成について、現在の電源構成と2030年電源構成、2015年からの変化についてなど、さらには再エネ主力化のための課題、原子力の位置づけ、どのような地域をつくりたいかを今考えることが未来を決めるなど、90枚以上のスライド資料を使って、幅広い視点でお話しいただきました。

 参加者からは、難しい問題をわかりやすく解説してくださり、今のエネルギーや社会のあり方では私たちの「ありたい未来」は実現しないこと、原子力に頼らない温暖化対策は可能であること、再生可能エネルギーのコストは低減していること、自社のみならず取引先や顧客も含むカーボンニュートラルを考えている企業があること、バックキャスティングの考え方、などたくさんのことが学べました。私たちの声を届けることがとても大切だと感じました、などの声が寄せられました。

 学習会はZoomによるオンライン開催で、4生協73人が参加しました。


講師の高村ゆかりさん


事前含め、参加者からはたくさんの質問が
寄せられ、丁寧にお答えいただきました