埼玉県生活協同組合連合会

新しい年を迎えるにあたって  ~ずっとくらしの中に~

埼玉県生活協同組合連合会   会長理事 吉川 尚彦

あけましておめでとうございます。

昨年も、埼玉県行政をはじめ、県議会、県内諸団体の皆様より、当会および埼玉県内の生協に対し多大なご支援をいただきましたことに、厚く御礼申し上げます。

1年前の能登半島地震災害を受けて、県内の生協は組合員募金や職員派遣など息の長い支援活動を進めてきましたが、9月の豪雨災害が追い打ちをかけ、避難生活が長期化しています。被災地のくらしと地域が再生できるよう全国の生協と力を合わせ、引き続き支援を続けてまいります。

被爆・戦後80年を目前に、日本被団協がノーベル平和賞を受賞するというたいへんうれしいニュースが飛び込んできました。県内の生協は、埼玉の被爆者組織である「しらさぎ会」の被爆者から核兵器の恐ろしさや非人道性を学び、核兵器も戦争もない平和な世界への願いを共有してきました。ロシアによるウクライナ侵略は今年で4年目を迎えることになり、新たな兵器の投入や核兵器の脅威も高まっています。パレスチナ・ガザ地区の紛争でも人道に反する行為が続いています。早急な戦争・紛争の終結を求めるとともに、引き続き、被爆体験を継承し核兵器廃絶への願いを広げていきます。

2025年は国連が定めた2回目となる国際協同組合年(IYC2025)です。協同組合の持続可能な開発目標(SDGs)に向けた実践が評価されたことから設定されました。

地球規模での環境保全、激甚化する災害における防災・減災、持続可能な食料生産と消費、インフレ基調の中での生活支援、少子化・高齢化のもとでの地域コミュニティづくり、消費者被害を防ぐための啓発や見守りなど多くの活動がありますが、埼玉県生協連は協同組合の一員として、また助け合いの組織として、「安心してくらし続けられる地域(埼玉)社会」と「誰一人取り残さない持続可能な社会」の実現に向け活動を進めてまいります。各界の皆様よりご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

結びにあたり、この1年が皆様にとって実り多き年になりますようお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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