埼玉県生活協同組合連合会

第38回埼玉県原爆死没者慰霊式が開催されました

7月30日(日)、さいたま共済会館(さいたま市浦和区)で、第38回埼玉県原爆死没者慰霊式が、被爆者やご遺族、来賓、実行委員会団体代表者など、130人が参列して開催されました。

埼玉県原爆死没者慰霊式は「原爆死没者慰霊の碑」が建立された1986年から開催され、今年で38回目となりました。第30回からは場所を室内施設に移して行われています。被爆者の高齢化にともない、埼玉平和市民5団体懇談会が呼びかけ、埼玉県原爆死没者慰霊式実行委員会を結成し、埼玉県原爆被害者協議会(以下、しらさぎ会)とともに準備・運営などにあたりました。2020年からは一時的に、新型コロナウイルス感染防止の観点から参列者を限定して開催しています。

開会に先立ち、県民の皆さんから寄せられた平和のメッセージ162通を上映しました。式典は埼玉合唱団の「青い空は」、「開会のことば」、埼玉県内の原爆死没者名簿の奉納と進み、2022年度に埼玉県内で亡くなられた75人を含む1,968人の名簿が奉納され、黙とうを捧げました。

しらさぎ会 原明範会長

続いて「主催者慰霊のことば」では、しらさぎ会の原明範会長が「核兵器や戦争で人間の命や暮らしを守ることはできません。私たち被爆者は戦争の愚かさや核兵器の残酷さ、非人道性を明らかにしながら、平和の尊さを次世代に語り継いでいく運動を推進していきます」と述べました。

来賓のあいさつ、メッセージ紹介に続き、平和の誓いを県立熊谷高校の桜井碧人さんと谷平隼都さん、秩父ユネスコ協会の高比良あかりさんより行いました。

熊谷高校 桜井さん、谷平さん
秩父ユネスコ協会 高比良さん

桜井さん、谷平さんからは「私たちは戦争と原爆の残酷さを知り、学び、後世に伝え続ける責任を負っています。互いを尊重しあい、対話と協力を通じて平和な社会を築く努力を惜しまないことを誓います」と述べました。次に、被爆の証言では、しらさぎ会副会長の高橋溥さんの証言を斉藤とも子さんが朗読しました。その後、献花、折り鶴奉納と進み、最後に平和の願い、核兵器廃絶の思いを込めて「原爆を許すまじ」を斉唱し、終了しました。

当日のしおりはこちら

実行委員会では、多くの県民に慰霊式を知ってもらうための事前宣伝として、7月5日に、浦和駅東口でしらさぎ会主催の「原爆と人間展」の宣伝とあわせて、事前宣伝行動を行いました。

慰霊式当日の映像をYoutubeでご覧になれます。
こちらから または、下記二次元バーコードから

今回、来賓として参列いただいた皆様

大野元裕埼玉県知事代理 保健医療部疾病対策課課長根岸佐智子 様
清水勇人さいたま市長代理 総務部総務課課長山本岳史 様
自由民主党 衆議院議員柴山昌彦 様
自由民主党 衆議院議員牧原秀樹 様
自由民主党 衆議院議員三ツ林裕巳 様
立憲民主党    衆議院議員小宮山泰子 様
立憲民主党    参議院議員 熊谷裕人 様
立憲民主党    参議院議員高木真理 様
公明党    参議院議員西田実仁 様
日本共産党    衆議院議員塩川鉄也 様
日本共産党    参議院議員伊藤 岳 様
社会民主党埼玉県連合新島光明 様
埼玉県議会 埼玉民主フォーラム 辻 浩司 様
埼玉県議会 埼玉民主フォーラム 木村勇夫 様
埼玉県議会 埼玉民主フォーラム小川寿士 様
埼玉県議会 埼玉民主フォーラム野本怜子 様
埼玉県議会  無所属県民会議井上 航 様
埼玉県議会 日本共産党埼玉県議団伊藤はつみ 様
駒場自治会 会長 川村洋明 様
埼玉県立熊谷高等学校教諭   篠田 隆 様
生徒   谷平隼都 様
生徒   桜井碧人 様
秩父ユネスコ協会   高比良あかり 様

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