多様な居場所について考え、交流しました
2月14日、埼玉会館会議室にて、コープみらい、パルシステム埼玉、生活クラブ生協、医療生協さいたま、生協・さいたま高齢協の5生協44人が参加して、組合員活動交流会を開催しました。今回のテーマは「居場所」とし、多様な居場所について共有しました。
はじめに、吉川尚彦会長理事は開会あいさつの中で、テーマを「居場所」とした理由について、また、多様な居場所の例として、上尾市での法人化した自治会の取り組み、飛騨市とコープぎふが行っている地域複合サロン事業、NPOが行っているまちの保健室の取り組みなどを資料に基づき、説明しました。
次に、生協・さいたま高齢協専務理事の亀井隆さんより、三郷市早稲田地域での交流の場とコミュニティづくりについて、さまざまな団体や行政と連携しながら取り組んでいることを報告いただきました。
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さいたま高齢協 亀井隆さん
4つの生協から、「居場所」の取り組みについて報告いただきました。
報告後、7グループに分かれて、「今困っていること」「どんな居場所をつくりたいか」などについて、意見交流しました。あわせて、「Slido」を使って、それぞれの思いや意見も入力してもらいました。
参加者からは「昨今社会問題にもなっている「空き家」を活用しての「空き家プロジェクト」は素晴らしい取り組みだと思った。孤立しがちな高齢者と地域の人たちを結ぶ場になっている。自治体やその他様々な団体を巻き込んで活動することで、より大きく意味のあるものになっている気がした」「地域を元気にしたいと言う思いがとても伝わってきました。何もない状態から仲間や賛同者を集めて取り組む姿勢には圧巻でした。空き家問題や、コミュニケーションの大切さ、社協との連携など参考になるお話でした。三郷市は同じ活動エリア内なので、ぜひ見学に行ってみたいと思った」「小林さん家(ち)に行ってみたいと思った」「地域で実現して行くためには、それぞれが自分ごととして捉えて、先ず地域を知ることから始めなければと思いました」「お世話しすぎると人任せになりがちでお客さまになってしまいます。「お世話しない居酒屋」くらいが、参加者が自分で考え自治もあるのでちょうどいいのだなと感心しました」「曜日が決まってなく、毎日開催していて気軽に立ち寄れる居場所が理想かなと感じました。生活クラブさんの共同購入の受け取りついでに、おしゃべりできたり試食ができるのはいいなと思いました」「市に手紙を送る事で公民館を借りられるようになった話は参考になりました」「同じ様な課題があることをグループ内で共有できたことはよかった」などの声が寄せられました。