1月20日、東上パールビルヂング(川越市)会議室にて、11団体36人(会場26人、オンライン10人)の参加で、県内消費者団体地区別研修会③「自分らしく生きていけるまちづくり ~小川町での有機農業を起点とした取り組みから~」を開催しました。
NPO法人生活工房「つばさ・游」理事長 高橋優子さんを講師に、小川町でのさまざまな取り組みについてお話しいただきました。
はじめに、高橋さんの活動拠点である小川町について、また、代表をつとめるNPO法人生活工房「つばさ・游」の活動について、地産大豆を使ったお豆腐の企画、環境負荷の少ない農業生産方法の学び、霧里農場の循環型農場マップなど、さらに、生産手段を持たない住民が農家と協力して循環型社会を作っていく新しい「公共事業」のこと、地域の小学校などへの環境出前講座、地産地消・旬産旬消講座、小川町の特産品である和紙を活用した「30世紀につながる七夕まつりプロジェクト」、日本初の企業CSA(地域支援型農業)である「こめまめプロジェクト」、オーガニックとアーティストの祭典「おがわオーガニックフェス」についてなど、多岐にわたる自組織の取り組みや幅広く連携した企画などを紹介いただきました。最後に、自立と協働の仕組みを市民自らが創り、石油やドルなどに左右されない持続可能な未来を作り、よい先祖になりましょうと結ばれました。
講演の後は、6つのグループに分かれて感想や今自分が抱えている地域課題などを交流しました。
参加者からは、小川町の霧里農場やべりカフェなど、実際に見学してみたいと思った、自分のこれからを考える機会になった、などの声がありました。