講師の富岡ひとみさん(左)、檜山陽子さん
2月20日、ふれあいキューブ(春日部)多目的ホールにて、12団体45人(会場16人、オンライン29人)の参加で、県内消費者団体地区別研修④「オーラルフレイルと低栄養 ~お口の健康、意識していますか~」を開催しました。
医療生協さいたまの保健師 檜山陽子さん、歯科衛生士 富岡ひとみさんを講師に、昨年開催した「高齢者と低栄養」の続編として、低栄養とお口の健康についてお話しいただきました。
はじめに、保健師の檜山さんから、フレイル予防について、特に低栄養予防の観点から、「毎日10の食品群を摂る」「たんぱく質は毎日3食しっかり摂る」「エネルギーも不足しないように」「かむ・飲み込む力をつけてオーラルフレイルを予防する」の4つのポイントのうち、食事とエネルギー、BMI値の関係についてお話しいただきました。
次に、歯科衛生士の富岡さんから、虫歯と歯周病からオーラルフレイルについて、説明いただきました。オーラルフレイルを各自チェックし、オーラルフレイルの危険性ありとなった人は、そうでない人に比べてフレイルや介護認定を受けた人、死亡した人が約2倍多いとの調査結果が出ているとのことで、今からの予防が大切であるということでした。いつまでも笑顔で食べ続けられるよう、かむ力や口腔乾燥予防・改善マッサージやあいうべ体操、パタカラ体操、お口の体操などを紹介いただき、実際に体験して、効果を確認しました。
参加者からは、「食べることは生きること」との言葉が心に残った、歯周病は感染症で病気を引き起こすことを初めて知った、口腔内・舌の筋肉ももっと意識したいと思った、バランスよく食べることの大切を認識した、などの感想が寄せられました。