【日  時】 9月10日(月)10:30~14:30
【場  所】 さいたま地方法務局さいたま地方裁判所
【参加人数】 32人(さいたまコープ、高齢協、住宅生協、医療生協、ドゥコープ、勤労者生協)

テーマ:「裁判員制度の学習」~もし私が選ばれたら・・・~

 ネットワーク協議会では2005年に一度「裁判員制度」の学習を行っています。「裁判員制度」の開始が近づき前回よりも具体的にわかってきたことも増えたため、この制度の理
解をより進めるための学習を行いました。

1.裁判員制度の学習

  (1)
さいたま地方検察庁   講師:主任捜査官 
 裁判員制度が成立した経過を説明後、「裁判員制度での裁判は概ね3人の裁判官と6人の裁判員で構成されます。毎年埼玉県内で1~2万人が名簿に登録され、年末には名簿に登録されたことが通知されます。その後、事件ごとに抽選があります。裁判員になる確率は18年間で5,900人に1人の割合。司法関係者ではない市民の感覚を大切に協力していただきたい」と話されました。
  (2) 裁判員制度をわかりやすく紹介したビデオを    
上映(約70分)
「裁判員―選ばれ、そして見えてきたものー」
  (3) 質疑応答
○裁判員制度が始まるのは知っていましたが、通知が来ても裁判員になりたくないと思っていました。今日の学習で少し不安が軽くなりました。
○ビデオがわかりやすかったです。地域でも学習会を開きたいと思います。
○もっと国民に学習する機会を作り、意見を聞き、合意を得た上で制度を運用していただきたいと思いました。

3.「自動車運転過失傷害、道路交通法違反」の裁判を傍聴
  実際の裁判員制度では対象外の裁判ですが裁判の雰囲気を体験する良い機会になりました。


◆裁判員制度とは
  平成16年5月21日「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立し、公布の日(同5月28日)から5年以内に「裁判員制度」が実施される予定となっています。裁判員制度とは、国民のみんなが裁判員として刑事裁判に参加し、被告人が有罪かどうか,有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と一緒に決める制度です。