【日   時】 6月28日(月)10:30~14:40
【場   所】 さいたまコープ コーププラザ浦和 3F
【参加者数】 39人 

2004年度協議会のスタートです

●全体会 

埼玉県生協連・伊藤恭一専務理事より「いま、生協組合員がまとまって力を発揮することが大切、その力を確かなものにするためには交流し、話し合いの場を持つことが大事である。その意味でこのネットワーク協議会は、意義深いものがある」との挨拶がありました。

 

 

<内 容>
1.伊藤専務理事より5月18日の埼玉県生協連理事会において、前島悦子さんがこの協議会の会長に推薦されたことを報告し、拍手をもって確認されました。
2.前島会長から2003年度活動のまとめの報告があり、 学習や交流では、充実した活動が行われたとの報告がありました。
3.2003年度決算報告、2004年度予算が提案され、確認されました。
4.2004年度活動計画では、総合テーマ「広く地域でつながりあうために」と年間スケジュールの提案があり、引き続き学習・交流活動を強めることで確認されました。

●全体会に先立ち、「スキルアップ応援講座」を行いました

講 師:亀田温子さん(十文字学園女子大学 社会情報学部 教授)
テーマ:「共に輝きあうために」 
           ~~ジェンダーのしばりを解く!~~
参加者数:ネットワーク協議会委員 33人、 その他2人


講座のねらい:組合員活動は女性の参画からみると、生活の場から様々な取り組みを通して地域や社会に情報を発信しています。しかし、男性の組合員活動の参加などまだまだ意識的に取り組むことが必要です。女性協議会から改組してネットワーク協議会になって2年。出発点に戻って、組合員一人一人のジェンダーに関する意識や行動を再発見し、今後の生協活動の一助になることを目的に学習しました。

●内 容
(1) 社会システムが作り出す性別役割分担と徐々に変わりつつある男性の意識などの説明があった後、参加者がグループに分かれてのワークショップ形式で行われました。新聞や雑誌の写真を切り抜き、分類しながら、個人の中に潜むジェンダーや人が作り出すメディア情報からみえてくるものを読み取り、意見交換しました。

(2) どのグループも知らぬ間に与えられている性差の情報を再確認することができました。各グループの発表後、亀田さんは、「生協の組合員として情報を発信する際の責任は重大で、ジェンダーに関する個人個人のしばりを解き、これまでの社会により作られた状況を変え、新しい社会を作りあげていく必要があります」と締めくくられました。


ワークショップ中
幼児雑誌の中にも色づかいや言葉づかいにはっきりとした性差が・・・

●参加者からの感想
・ジェンダーを言葉としては、認識していたつもりでしたが、ワークショップを通して、自分の心の底にはっきりとした差別を持っているのが分かった。

・ジェンダーについては男性に意識変化や気づきを与えなければ、女性ばかりがじたばたしても変わらないと感じる。

・住んでいる市の駅前に男女協同参画センターがあるが、何を目指しているところなのか分からなかったので、今度しっかりきいてみようと思った。