食材の偽装表示問題について、埼玉県に要望書を提出しました

 ホテルや百貨店、飲食店等をはじめとした食材の偽装表示が相次いだことについて、11月21日、埼玉県消費者団体連絡会は、埼玉県に要望書を提出しました。要望書の全文は以下のとおりです。

埼玉県保健医療部・農林部

食品安全局長

手嶋 顕久 様

埼玉県消費者団体連絡会

代表幹事 柿沼トミ子

代表幹事 加藤ユリ

代表幹事 伊藤恭一

食材の虚偽表示問題への要望書

 日頃より、埼玉県における食品の安全確保対策のためにご尽力いただき、心から敬意を表するものです。

 昨今の偽装表示問題を受け、私たち埼玉県消費者団体連絡会は以下のことを要望いたします。

  • 県内のホテルや百貨店、飲食店等に対し、適正な表示の徹底を指導してください。メニューや食材についての表示は、消費者が自主的でかつ合理的に物を選択するために大切な役割をはたしています。そのことを事業者に理解していただくために、適切な指導が必要だと考えます。
  • 食品を扱う施設全般に対して、書面による通知だけでなく立ち入り検査を行うことを増やしてください。虚偽表示問題だけでなく、あらゆる食の安全の問題に対して、立入検査は有効な手段です。行政や食品業界に対して消費者の信頼を得るためにも有効です。また、これから歳末にかけ、検査や指導の強化も求めます。
  • 悪質な偽装表示等が発覚した場合は、必要に応じて処罰を設けてください。不特定多数の人が被害者になることから、厳しい対処が望ましいと考えます。また、再発防止にもつながります。
  • 新年度に発表される「食品衛生監視指導計画」に、上記のことが反映されるよう具体的な計画をたてて広くお知らせください。
  • 今回の問題を受け、県として特別栽培農産物利用店に対しての対応等をされています。このような対応を県民に広くお知らせしてください。お知らせいただくことは、県民の安心につながります。ホームページに掲載されていますが、目立ちません。
  • 外食店や宴会場、総菜売り場等でのメニューや商品名、食材の表示に対して規制する条文を食品表示法に盛り込むことを、埼玉県でも国に要望してください。

以上