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2020年1月31日 埼玉県消費者団体連絡会 1.報告の趣旨 (1)埼玉県食品安全局と消費者団体の懇談会を、CSF(豚コレラ)について、HACCPに関する取り組みについて、埼玉県食品衛生監視指導計画についての3項目をテーマに開催しました。 (2)日時:2020年1月30日(木)14時~15時30分 会場:埼玉県生協連会議室 出席者:埼玉県食品安全局7人 消費者団体9人(県婦連、新婦人、埼玉県生協連、さいたま市消団連、コープみらい、パルシステム埼玉、生活クラブ生協、埼玉消団連) 2.報告の内容 (1) はじめに、埼玉県消費者団体連絡会代表幹事の吉川および埼玉県食品安全局長の根岸章王さんからあいさつし、根岸さんからは食の安全に関する消費者啓発や小学生への消費者教育に力を入れて取り組んでいることが報告されました。 (2) 懇談では、畜産安全課の平野さんから、CSF(豚コレラ)とは何か、埼玉県でのCSFの発生とワクチンの接種状況について、1月に接種対象の施設の初回接種が終了していることなどを説明いただきました。埼玉県で殺処分された豚は7,621頭で県内で飼育している豚の約8%にあたるとのことでした。 消費者からは、CSFの発生原因について特定はされているのか、CSFの正しい表現について、ASFへの対策について、豚を殺処分した畜産農家への支援について、万が一CSFに感染した豚肉を食べても人体には影響がないとされているのに殺処分するのはなぜかなどの質問があり、丁寧にお答えいただきました。 次に、食品安全課の渋谷さんから、HACCPの推進に向けたとりくみについて、2021年5月の経過措置期間終了までに、事業規模の大小に関わらず全施設(約5万施設)での導入を予定しているとの説明に対し、小規模事業者である惣菜店や豆腐店での導入についてはどのようにアプローチしているのかなどの質問があり、具体的な事例で説明いただきました。 また、埼玉県の食品衛生監視指導計画において、特に輸入食品対策での検体数が減る計画となっているのは、HACCPの導入やオリンピック関連の検査強化によるものであるとの説明がありました。 (3) 最後に、埼玉消団連の吉川より本日の懇談の場で丁寧にご説明いただき、埼玉県の取り組みへの理解が広がったことについてお礼を述べ、食の安全・安心について消費者の理解を広げるためには、リスクコミュニケーションを積み重ねていくことをお願いし、会を終了しました。 |